大問2:全文訳:
1887年以前、Massachusettsの水質基準は存在していなかった。市営の近代的な浄水場も無かった。この地域の飲用水を工場させるため、Ellen Swallo Richardsという、Massachusetts工科大学の新設された化学公衆衛生研究室の講師は、2万もの水のサンプルを集め、解析した。彼女の実験計画は、将来の研究の基準となるものでもあり、Richard自身に、その地域の水質についてと、より広い世界規模での飲用水の状況についての仮説を立てる基盤を与えるものでもあった。
Richardは、科学が、人々の日々の生活を向上させるために並々ならぬ役割を果たすと信じていた。また、健康と基礎科学の基準を家庭内にまで延長することで、科学者は、公衆衛生をかなり向上させることが出来るとも信じていた。環境科学の分野における先駆者であったことに加えて、彼女は、別のメジャーな専門分野を作ったことでも知られている。家政学である。
Richardがマサチューセッツ工科大学(MIT)に1870年に入学したとき、初の女性生徒だった。MITは面白い理由で、無料で彼女に授業を受けることを許した。それは、誰が彼女について文句を言ったとしても、MITは、彼女が実のところ生徒ではなく、彼女を入学させたといっても、MITが女性を受け入れるという立場を示すわけではないということを主張できたから、というものである。その時、Richardは大学における彼女の状況の裏の論理に気づいていなかった。彼女は後に、「私の受けている状況にもしもその時気づいていたら、行っていなかったであろう。」と認めている。
Richardは自分自身を例外的な存在とはみなしていなかった。もし彼女が良い教育を受けるのならば、他者にも同様の扱いを確かに望んだであろう。しかし、MITはそれでも公式的には女性に門戸を開いてはいなかった。ボストンのWoman’s Education Associationによる援助と主導によって、RichardはMITでの女性のための科学プログラムの創設を先導した。1876年に開かれ、MITの女性研究室は若い科学者が研究を行い、授業を受けるための場となった。その実験室には女性が産業化学を学んでいることを見せびらかすような大きな窓があった。
彼女の影響は、研究室の生徒を越えて素早く広がった。Richardはthe Society to Encourage Studies at Homeによって始められた計画の一環として、同等の授業を受ける女性に手紙を書いた。その思惑は、遠く離れた生徒に対し、科学を教えたいというものだった。しかし、彼女のアドバイスは、多くの問題に対して求められることになった。家庭における状況はとても悪かった。手紙の中で、女性たちは、忙しすぎて、健康不良が共通した話題となっていた。
その懸念が、Richardを動かした。彼女は、家庭での生活を向上させるために、科学に基づくアドバイスをすることを望んだ。そして、もっとバランスの取れた食事をとり、健康的な食事を準備し、定期的に運動し、快適な服を身に着けることを遠くの生徒たちに対して話し始めた。
残念なことに、The Women’s Laboratoryは、1883年、女性がついにMITの通常の科学の授業に参加することを認められた年に、閉じてしまった。そのすぐ後、Richardsは浄水を供給するための調査をはじめ、Massachusetts Board of Healthで、化学者、水質調査官としての立場についた。
Richardsは、公立学校で家政学を教えるべきだとも主張した。彼女の努力はゆっくりと実を結び、ついには、大衆運動となった。Richardsは本を出版し、スピーチをし、1908年には、Richardsを委員長としてThe American Home Economics Associationが発足した。家政学は多くの女性をひきつけ、大学レベルの科学講義を取るに至らせた。
Richardsは科学の影響が、浄水の供給から教育、家庭、健康、幸福まで、あらゆる分野にどう影響を及ぼすかについて、並々ならぬ知見を持っていた。必要としたものは、少しの知識と、そして、2万件の水のサンプルだけなのである。
解答は訳を参照
11:① 12:③ 13:① 14:② 15:③ 16:③ 17:④ 18:② 19:③ 20:②
大問3
21: ②
Sometimes it feels like the harder you try the less you are able to achieve.
時に、頑張れば頑張るほど、得られるものが少なく感じることがある。
22: ⑤
Please forgive me if I am a little late for the meeting tomorrow.
明日の会議、少し遅れたら申し訳ございません。
23: ②
When is the book you have written going to be ready for publication?
君が書いた本、いつ出版されるようになるの?
24: ③
I can’t believe there is a better answer to that question than the one I gave.
その問題、私の解答より良い答えあるなんて信じられない。
25: ⑤
She wondered which of the twenty people would be chosen for the job.
その20人のうち誰がその仕事に選ばれるのだろうかと彼女は考えている。
26: ⑤
Roads are a record of those who have gone before, and to follow them is to follow people who are no longer there.
道というものは、去ってしまった人の跡であり、その道を行くことは、もはやそこにいない人の後を追う事でもある。
27: ⑤
Lucky is the man who expects nothing, for he shall never be disappointed.
何も期待しない人は幸運である。なぜなら、落胆することもないからである。
28: ⑥
The Horyu-ji Temple is said to be older than any other wooden building in the world.
法隆寺は、世界一古い木造建築と言われている。
29: ⑤
She asked me to give her something to eat because she had eaten nothing since the day before.
前日から何も食べていなかったため、何か食べ物がくれないか彼女は私に頼んだ。
30: ①
Some people say that the Japanese language should all be written with the English alphabet instead of Kanji, because its present writing system takes a lot of time to learn.
日本語は、漢字の代わりに全てアルファベットで書き表されるべきだという人がいる。なぜなら、現行の筆記様式を学ぶのに多大な時間がかかるから、と。
大問4
31: ②
外で長いこと待たせてしまって申し訳ない。
①、④は「あなた」が「待たれている」状態になっている。受動、能動の判別問題。③はkeep人to doingがおかしい。
32: ④
私の給料は少ないので、このバッグを買えない。
給料はlarge-small, high-low, good-badあたりで形容。
33: ②
5時までここでお待ちください。社長はすぐに参ります。
前置詞の意味問題
34: ③
家族と2匹の犬と一緒に住める家を探している。
関係詞は2文に分解。I am looking for a house. と、I can live with my family and two dogs in the house. 前置詞のinが抜けているため、関係副詞のwhereで。
35: ③
ご都合宜しければ、明日ここに来て頂いても構いませんか?
convenientは人に使うと意味が変わってしまう。都合の良い奴だ。というように
36: ④
John: 君が勧めてくれた新しいシーフードレストラン、行くの楽しみだよ。
Robert: 食べ放題だから、食べたいだけ食べられるよ。
John: 良いね。いまおなかめちゃくちゃすいてる。
Robert: 知ってる。私もそうだよ!
37: ③
Bill: 急いで! 歴史の授業遅れちゃうよ!
Jane: まぁ落ち着きなよ。歴史は逃げないよ。
Bill: そうだけど、もっとちゃんとしなよ。
Jane: そうだね。先行ってていいよ。休み時間にまた会おう!
38: ④
Frank: 君の勧めてくれたレストラン本当に良かった。
Ernest: ね。凄くおいしかった。食べすぎちゃったけど。
Frank: 食べ放題のレストランは最高だけど、自制心がなくなっちゃうね。いつも残すくらい皿に取っちゃう。
Ernest: 胃過信して取りすぎちゃうよね。
39: ③
Alice: ねぇ、今日のニュース聞いた?
Jerry: え、何があったの?
Alice: 長い話なんだけどさ。
Jerry: 話してよ。聞きたい聞きたい。
40: ②
Greg: 信じられない。あいつら、また私に勘定押し付けてきた。
Rob: 分かる。あいつらと行くといつもそう。
Greg: 私たちが注文してるからってこと?
Rob: そうだね。慣習的に、先輩が後輩の支払いすることになってんだよ。
前半はこちら
注意事項:細心の注意を払って作成していますが、「模範解答」ではありません。あくまで個人の主観によるために、誤答の可能性があります。参考にする際には、解説の論理を信じられるかどうかでお決めください。このページ内の文章は合同会社ET1 Night Owl並びに武蔵小金井雨鶏塾に属し、無断転載は禁じます。
武蔵小金井雨鶏塾